我々は、地球温暖化問題や廃棄物問題への対応から、環境面で優れている木杭を利用した地盤補強工法(環境パイル工法)の開発に取組んでいます。
現在、戸建住宅の地盤補強に使用されている主な材料は鉄かセメントです。
この鉄やセメントを1トン生産するのに鉄が1.254トン。セメントは0.711〜0.755トンものCO2を排出しています(図-1)。
図-1 セメントおよび鉄のCO2の排出量
これらが木材に代わったらどうでしょうか?例えば住宅着工棟数は2007年度の実績で106万棟(内戸建て42万棟)。このうち約35%程度が地盤補強を行っています。また一般的な地盤補強工法であるセメント系固化材を使用した地盤改良および小径鋼管杭などは,それぞれの1棟あたりの材料使用量はセメント,鋼管の鉄使用量は共に約8トンであります。
これらセメントおよび鉄を1トン生産するのに約0.8トン鉄は約2トンのCO2を排出しなければなりません。したがって,一棟あたり8トン程度排出していることになります。
一方、木材は成長過程でCO2を吸収し、その体内にCO2を固定(光合成により水と二酸化炭素から糖を作り出し、炭素を固定)しています。その量は、木材1m3あたり1.75トンといわれています(図-2)。
図-2 木材を利用した場合のCO2削減
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