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2007年11月19日
しらす
シラス
シラス(しらす)
【shirasu】
シラスは、九州南部一帯に分布している白色の土で、鹿児島県本土の約50%を覆っている。このシラス土壌は九州のみではなく東北地方の丘陵台地にもシラスと似た特性の土壌がありこれもシラスと呼ぶことがあるが、九州南部一帯に分布している一般的なシラスは、およそ2~3万年前、鹿児島県湾奥部の姶良カルデラを噴出源とする火砕流の堆積物である。
写真-1 シラスの侵食面
写真-1はシラスの垂直崖の侵食面であるが、シラスは軽石と微小ガラス質(重量比で70%前後がケイ酸)の砂から形成されており(写真-2)、
写真-2 シラス, ボーリングサンプル, 一部白い塊が点在しているが, これが軽石, 上部サンプルが一次しらす, 下部が二次シラス, 技術部技術開発G撮影
物理的性質は、粒径から見るとシラスは砂に属し、組成は火山ガラス(写真-3)と軽石が支配的であり、このほか少量の異質レキを含む。内部を顕微鏡で観察すると無数の気泡が含まれており非常に多孔質である(写真-4)。
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写真-3 シラス, microscope, ×500, 技術部技術開発G撮影
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写真-4 軽石, microscope, ×500, 技術部技術開発G撮影
そのため軽くて粘性が小さく水に流されやすいという性質を持つ。樹木などが伐採されて地層が露出すると、台風等の大雨時にしばしば急速に侵食される傾向があり、土砂崩れなどの災害を引き起こし防災上問題となる土壌である。近年におけるシラス土壌における宅地災害の一要因は、平野の少ない鹿児島で必然的に傾斜地や山地へ宅地造成が行なわれるシラス斜面に、人工の手が加えられていったためと考えられる。
投稿者 kanematsunissan : 14:01 | コメント (0) | トラックバック
2007年11月05日
ちそう
地層
地層(ちそう)
【Stratum】
しん食や風化によって生じた砕せつ物(れき・砂・泥)などが、風・海水などのはたらきでに運ばれ、たい積したものや、火山の噴火によってたい積してできた層。
写真:宮崎県西諸県郡, シラスの切土斜面(技術部技術開発G撮影)
写真:宮崎県宮崎市青島付近,地層の硬さの違う砂岩と泥岩が波の侵食により写真のような形状へ変化した(技術部技術開発G撮影)