一面せん断試験(いちめんせんだんしけん)
【box shear test】
一面せん断試験は、せん断試験の一種で、土質試験のなかでも力学試験に分類される。本試験は、写真および図1に示すように、上下に分かれたせん断箱に供試体を収め、垂直応力を載荷した状態で、可動箱を固定箱に対して水平に移動させせん断する試験をいう。
異なる応力条件で複数の試験を行うことにより、せん断強さτは垂直応力σに比例し、この関係は図2に示すようになり、クーロン(式-1)の式で整理できる。
これらにより、粘着力cやせん断抵抗角φの強度定数が求められる。
τ=c+σtanφ (式-1)
試験で得られる結果と利用
試験で得られる強度定数「c」および「φ」は擁壁の土圧計算、基礎の支持力計算、斜面の安定計算などに利用される。